「啓蟄」、今年ももうこの言葉を聞く時期になりました。
記録的な大雪のニュースにまだまだ春は遠いように感じていましたが、もう春は近くまでやって来ているんだと明るい気持ちになりました。

今年この日は全国的にお天気も良く、比較的暖かい日になりました。

「啓蟄」という言葉を初めて聞いた学生の頃、なんとも言えない音の響きが耳に残り、その難しい漢字のイメージとは違い虫がもぞもぞ動きだす様を想像し楽しくなったことを覚えています。よほどこの言葉を気に入ったのか、好きな言葉を聞かれることがあると「啓蟄」と答えるほどでした。

今日は小さないきものたちが一生懸命に動きだす啓蟄。私も今日を機に春の準備を始めよう、ではまずは身体から・・・、とストレッチをしてみたところあまりに固くてなかなか伸びません。　んっ？　でも固くなっているのは身体だけではないのかも。うすうす感じてはいたけれど、頭や心も固くなっているのではないかしら。

子どもたちは新しい季節への希望に胸をふくらませ、新社会人となる若者たちは不安や期待でドキドキしながら毎日を過ごしていることでしょう。 私も彼らに負けないくらい新鮮な気持ちで新しい季節を迎えよう。　ただ日々を繰り返すのではなく、ドキドキしたり不安に感じたりするような目標を持って。

心も身体もすっきりのばして柔らかくなって、春を迎え楽しみたいと思います。