これ。 何かおわかりになりますか？

最近は色々な便利グッズがあって何に使うの？という物も多いですよね。

実はこれチェリーピッターといってさくらんぼやオリーブの種を抜く道具です。

なぜこんな物を購入することになったかというと、知り合いのオージーの男性が作ってくれたカスクートが異常に美味しくて、その味を再現しようとするところから始まりました。

まず食べた時にあまりの美味しさに感動し、中身を聞いてみるといたってシンプル。

トマト、チーズ、オリーブとのこと。

ですがやはりパリッとしたパンと味が濃く美味しいチーズ、日本ではお見かけしないオリーブのハーブ漬け、かなりの難関です。　自分でも作ってみたくてオリーブのハーブ漬けの瓶詰はオーストラリアで入手しましたが、さすがにパンやチーズは日本で自分で歩いて美味しい物を物色しました。

さ～て作るぞ！と意気込みとりかかるとオリーブには種があり、包丁で実を種から取り、他の具材と一緒にパンに挟んでいただきました。

味は大変美味しい。　

ですが、何だか不満が残ります。

う～ん何がひっかかるのか…考えることしきり。

オリーブの事が頭に浮かびました。

じっと見つめてみるとその実といったら、中に挟むとはいえ、ビジュアル的に、小さな肉片が散らばっているようでなんとも醜い。

そのせいかお味の方もなんとなく…な気分…

その後調べてみるとちゃんと種を取り除くグッズがあるではないですか。

けれど、あらゆる便利グッズがあるワンコインショップ等ではもちろん取扱いはなく、高くもないけれど安くもないお値段。　さてそんなに使用する物なのかなぁ。と躊躇しました。　でもやはりオリーブを使う度にもやもやとした気持ちになり結局購入することにしました。

何度も使用する程にコツなども覚えて、あまり大きいオリーブには使えないことや、反対に小さい物では実の方もかなりロスしてしまうことなどを習得しました。

チェリーピッターで種を抜かれたオリーブは輪切りにすると見栄えもよくサラダなどの飾りにもぴったりです。また均等な厚さになった実は、噛みしめるほどにギュッと美味しさがほとばしり味も雲泥の差です。

また種を抜いて瓶詰にしてある物もありますが、その都度種を取り除く方が美味しく感じます。もちろんどう感じるかは個人的な嗜好によるものだとはおもいますが。

板前さんの桂むきや千切りが味を左右するように、素人の私達でも道具を使用する事によってワンランクアップした味にできるんだ。と実感し、見かけもじつはかなり大切で、他の事をも判断する要素になりうる。

自分の外見も見つめなおして内面をよくする事に繋がるよう心がけたいなと思いました。　又オリーブの種抜きから思う事があり、どんな事でも教訓になるんだなと妙に感心してしまいました。