どこかでゆっくり食事をしようと誘われました。

何がいい、どこかいいと、考えるうちに、それなら少し散策もしたいと、京都に行くことになりました。ＪＲでも阪急電車でも、乗れば20分ほどの距離に住み、年始には八坂～清水寺あたりをぶらぶら、夏には京都ホテルに泊まり、籠球の試合ではあちこちの学校や体育館に足を運んでいましたが、久しぶりの京都でした。

南禅寺～永観堂～哲学の道～金閣寺のコースに決めていましたが、予定が1週間延期になり、紅葉の見ごろを逃し、しかも当日は、吹雪くかもとの予報の曇り空でした。

今にも、降り出しそうな空が気になり、南禅寺は立ち寄らず、永観堂は入り口で迂回、哲学の道は、疏水が、いっそう寒さをかもしだし、枝だけの桜の木の下を鼻を真っ赤にしながら、「頭が冷えてキンキンするね。」「まるで耐寒訓練のようだ。」と言いながらの早歩き。

途中で温かい物を食べたくても、どんどん暗くなってきて、一目散に銀閣寺を目指しました。なんとかたとりついて、ここくらいはと拝観することにしました。でも、とうとう途中でポツポツと雨が降り出しました。あと少しだったのに、本当についていませんでした。

「あなたに足は2本しかないはず、タコじゃあるまいし、いやいやタコでもそんなに必要ないじゃない！！！」といつも小言をいわれるほどの靴大好き大事人間のパートナーは、雨が大嫌い。だから、ゆっくり拝観なんてとんでもない。石段を、またまた訓練のようにスピーディーに登って降りて、携帯で写真を撮るのが関の山でした。

そのあとは、お天気ならばゆっくり歩きたいところでしたが、バスに乗って河原町通りに行き、結局、せっかくの京都なのに、いつでもすぐに行けるデパートで、ショッピングに時間を費やしてしまいました。そして夕食は、予約をしていたお店で、タラバガニをお腹いっぱい食べました。

お天気のせいで、風情も侘び寂びもあったものではなかったけれど、電車に乗って、バスに乗って、歩いて、笑って、楽しい時間でした。記念すべき次回は、神戸にしようと思っています。

今年も、あと少しになりました。健康で、大切な人たちと笑顔で過ごせることに、幸せを感じた1年でした。

銀閣寺で、開運招福　家内安全のお札をいただきました。

来る年が、そんな1年になりますように。