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2018年の終わりにあたって

1935

クリスマスカラーも最高潮、街のイルミネーションが華やぐ季節となりました。今年もいよいよ最終週を迎えました。皆様にとってこの一年はどんな年でしたでしょうか?

思い返しますと年初の酷寒から一転、夏は記録更新の猛暑、そして地震や台風の多い災害の年となりました。山や道路が崩れ木々や家や車さえも倒れ、農作物は収穫の前に廃棄しなければならないという日本各地の被害の様子を見るにつけ、心が痛むと同時に、あらためて郷土について考えさせられる年でもありました。

ここ数年毎年6月に、唱歌『故郷(ふるさと)』を歌う機会があります。それは、大阪で開催される愛媛県愛南町の高校の同窓会であり、かつ町の交流会です。私自身は、その同窓生でも愛媛県出身者でもないのですが、愛媛県人会の役員の方と親しくさせていただくようになり、いつしか、愛媛県関連のお祭りや催事イベントに多く参加させていただくようになりました。

この同窓会兼交流会もまたその一つです。ここには、町長のみならず町役場職員の方々も出席されます。そして、愛南町商工観光課商工観光係特別職員でご当地キャラクターの『なーしくん』もまた。

『なーしくん』 ― ご紹介させていただきますと、絶滅種とされるニホンカワウソをモチーフにしていて、特産品の愛南ゴールド(和製グレープフルーツと称される河内晩柑)の帽子をかぶって、尻尾にカツオが食いついている、一見ちょっと奇妙ですが、とってもかわいいキャラクターです。私もとても親しくさせていただいています。

ひとつ忘れていました。この『なーし』という名前の由来ですが、これは愛南町の方言だとか。「よう来たなーし」というように、愛南町の人々は言葉の語尾に「なーし」を付けるそうです。1936おだやかで温かい人情味と土地柄をよく表しています。この会に毎年出席しても、それはとても感じられます。郷土を離れた人々は、童心に返り旧交を温め過去を懐かしむ。この会では、人々は素朴で優しい心になることができます。

「♪~山は青き故郷 水は清き故郷」 ― 子供の頃に親しんだ野や山や川や海の風景を、遠い地から旧友たちと懐かしみ合唱します。他郷で生き抜くこと、それは時に辛く苦しく涙することばかりかもしれません。でも今、自分は確かに生きていて、想い続けた温かい郷土と仲間との再会を喜び喜び合う。それが明日へ勇気と希望。故郷はじっと見守ってくれています。いつまでも温かく…。横でなーしくんも一緒に。

今年の漢字は『災』。日本各地が災害に見舞われた辛い年でした。愛南町で絶滅したはずのカワウソが発見され、愛南ゴールドが豊作で、カツオが大漁になりますように、来年こそは災害のない平和で豊かで明るい日本、そして皆様を幸福にするそれぞれの故郷でありますようにと、心より祈って止みません。

みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。

この一年、誠にありがとうございました。

2018/12/22 posted by 代表取締役 板倉ますみ