穏やかな天候に象徴されるかように、静かに明けた新年。それに一区切りつけるように十日戎『えべっさん』が始まりました。１月９日の宵戎、１０日の本戎、１１日の残り戎（残り福）の三日間。戎神社は全国各地にありますが、一番賑やかと言われている大阪・大国町の今宮戎神社に詣でました。

「商売繁盛でササ持って来い」のかけ声で活気に満ちた境内は毎年のように変わりませんが、不景気の中、ちょうどテレビ局のカメラも何台か来ていて、どこかいつもと違う様子に感じました。景気政治低迷で、今こそ神だのみという期待感でしょうか。

やはり福娘の笑顔には癒されます。青い眼の福娘も何人かいます。

企業・商品広告もあり多種多様・カラフルに飾り付けられた境内。夕方暗くなるにつれ、どんどん仕事帰りの人たちで混み合ってきました。群衆の頭上に見えるささの数が次第に増えてきます。

福娘は福ざさに縁起物の吉兆をつけてくれます。吉兆には、米俵・銭袋・末広・小判・丁銀・烏帽子・鯛などがあります。
領収書を発行している福娘を見つけました。神社も参拝客も、さすが商人の町・大阪です。

夜店で売る竹細工のえびす様の飾り物は、裸電球に照らされてとても華やかです。その華やかさには、思わず立ち止まって目を奪われてしまいます。

福娘ばかりではありません。威勢のイイたくさんの売り娘さんたちが縁起物の販売に声を張り上げていました。とにかく元気です！

2009年のえべっさんの風景速報はいかがでしたでしょうか。まだ明日の残り戎まで時間はありますが、都合で参拝できない皆様にも、この画像の雰囲気だけでご利益がありますように、お祈りしております。