「冬は必ず、春となる。」

大好きな言葉…。

この言葉を信じ切り、やっとここまでやってこれたと言う思いがある。

息子が桜満開の下、２２歳で結婚をした。

これで、ようやく一区切りをつけることができる。思い出せば、息子が２歳の時から私との２人きりの生活がはじまった。２０年間のこの時間…、本当に色々な事があった。とにかく母子ふたり、無我夢中で生きてきた。

中学・高校の時、息子の体に２度の病魔が襲う…。

入退院をくり返した。

ずっと、そばに付いててやりたい…。

しかし、仕事は休めない、辞めれない。

薄暗い病室に、息子をひとりぼっちにする。

厳しい真冬のような、日々が続く…。

心の中でこの言葉　「冬は必ず、春となる」　と何度も繰り返す。

そして、生命力いっぱいの春欄満人生をいつかは手にする時を想像してきた…。

そして、いま彼の人生にまさしく春を迎えた。

病魔の再発もなく、願ったとおりのかわいい女性とめぐり会い、青々とした新緑が芽吹くが如く、新しい生活をスタートさせた。さらに７ヶ月になる、新しい命まで授かっている…。

いくら厳寒の冬であっつても、秋に戻ることはない…。

必ず、暖かい幸せな春がおとずれる。

これからもこの言葉を信じ、一歩…、一歩…、

歩んで行きたいものだ。