まだ桜も蕾の早春、ヨガと瞑想の会に友人と奈良のお寺に出かけました。

広い敷地内にはお湯を使えるところやお食事処、宿坊もありというマルチなお寺で1日楽しめそうです。さっと着替えを済ませて広々とした畳の広間へ入っていくと和尚様の法話が始まっていました。

次に講師の方から発酵食品とアロマのお話があり、ＴＶ等で○○に効くと放映されると何の疑いもなく買いに走り、店頭から一時的にその商品が消えるという不思議な現象は日本人特有のものなのか？　なぜまず自分に合うか、又科学的に立証されているのかなど何の下調べや躊躇もなく買い求めるのはいかがなものか？というような話や、参加者からの質問などに講師の方が答えてくださったりして、いよいよヨガのポーズに入ることになりました。

講師の方はいとも簡単にポーズの要領を伝えてくださるのですが、…これが至難のワザ。仰向けに寝そべり片足を直角に上げる。　痛ったたたた…　え～っ？こんな事が出来ないの～？　他のポーズもかなりキツイ。　日頃あまり身体を動かしていない事がよくわかりました。友人も運動不足を感じ、同感とのこと。

そして私の一番受けたかった瞑想の時間になりました。

ヨガに精通している別の友人は、慣れたら何時間でも座れるといっていたのでレクチャーを受けたいと思ったのですが、今回はどうも初心者のリラックス用の瞑想のようでした。　よかったら瞑想しつつ少し眠ってもいいですよとのことでしたので、ほとんどの人が寝る体勢で瞑想に入っていかれた様子でした。

でも私は瞑想に没頭したいと考え、座位で瞑想することにしました。

何も考えず座る、それが瞑想の基本ですが…実はこちらの会は後付けで、奈良で行ってみたいフレンチにようやく時間の合った私達は予約を入れ、瞑想の会にでも行く？そんな流れで参加しました。

どんなお料理かな～。予約の時間に間に合うかな～。　煩悩の嵐です。

折角お湯に入ってもいい特典付きだったのですが、時間がおしていた事もありそそくさとタクシーに乗り込みお寺を後にしました。

私の瞑想の時の煩悩の数とおなじくらいたくさんの品数ののった前菜に始まり、ゆっくりとおいしいフレンチのコースを頂き、恒例のお買い物も堪能し、大好きな奈良を満喫した1日でした。

ただ、運動不足はどうにかしなきゃねと友人と反省することしきりの休日でした。