少し前の話になりますが、生まれて初めて皮膚科でパッチテストをうけました。

なぜうける事になったのかを説明すると今年のブログを残り私1人で書き続けたら全てお伝えできると思いますがこの1回でパッチテストのお話は終わらせたいので割愛させていただきます。

まず皮膚科といっても大きな病院ですので予約と待ち時間だけでも大変な労力でした。

金属のアレルギーのテストです。テストしてから48時間後、72時間後、1週間後の観察が必要です。

このテスト悲しいことにアレルギーがあったらもちろん大変、しかしなくても病気の原因が特定できず駄目、そしてもしアレルギーが見つかったとすれば遠ざけるだけではなく除去の長～い治療が始まります。

なので始める前からブルー全開です。更にブルーにさせるのは実は私は大のアクセサリー好き。金属にアレルギーがあるならこれからつける事も禁止？になるの？そんなの嫌だ～～～～～～～～～～！

八方ふさがり、泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったり、一難去ってまた一難、そんなフレーズがめじろ押しの気分でした。

まず背中一面に、クロム、重クロム、銅、コバルト、ニッケル、水銀、金、白金、パラジウム、インジウム、イリジウム、亜鉛、銀、アルミニウム、スズ、鉄、マンガン、チタン、生理食塩水のテストの為のシートをはり付けます。

まず先生から始める前に『強く反応すると刺激により皮膚に痕が残ってしまう事がありますがよろしいですか？』と。

よろしいですか？　はっ？　この為に紆余曲折し、この日を含めテストの為に4日間を確保したというのに今更、だったらやめま～す！　さようなら～！　ってなるわけないや～ん！　

とはいえそんなこともあるのか"(-""-)"～と思いながらしぶしぶ承諾。

処置室で看護師さんがシートを貼って下さったのですが、私はシールや絆創膏類もダメで真っ赤になって痒くて痒くて大変なのです。

『あまりにも痒かったらはがしてもいいですか？』と聞くと『いいですよ。でもテストにはなりませんけどね～』

はがせないのだ。『あのぉ～お風呂は？』『シャワーです。背中にお湯がかからないようにね！』地獄だ！まあ真夏ではなかったのでなんとか乗り切る事ができました。次は48時間後、ここで一旦シートははがされます。2日後見せて下さいね～お大事に～超明るく大声の看護師さんに送り出されました。

48時間後やっとシートがはがされた、と喜んだのもつかの間。金属等があったところをマジックでマーキングされます。その後先生の診断があります。

『あんまり反応してませんね～又2日後みせて下さい。』

『先生お風呂は？』

『まだシャワーかな。マジックが薄くなるようならだれかに再度書いてもらってくださいね～』

だれかにマジックで書いてもらう。

学生の時、同級生達で遊んでいる時に1人の女子がうたた寝をしていて疲れていたのか一向に起きず爆睡してしまったので、皆で彼女の顔にマジックでヒゲ、鼻毛、ほくろ、しみ、しわ、等を書き込み起きてきた時に大爆笑した事を思い出しました。

大人になって背中にマジックでマルを書いてとだれかにせがむなんて絶対に嫌だ！！！！！！

ソロソロシャワーと洗面台シャンプーの日が続きました。

そして72時間後。『すこ～しだけコバルトが隆起しているようですが本当にほんの少しです。又次回。』
またもや、お疲れ様でしたね～又次回ね～と大声で見送られトボトボと退散。

結局最後の1週間後もたいした進展はなく、元の科で診断を受けこの先も経過観察という結果になりました。

最初にお伝えした通りアレルギーの反応（金属）はないに等しく、うれしい反面原因がわからなかったわけで、長いあいだ痒みに耐えマジックのマルを守り続けたにもかかわらず結局振り出しにまた戻ってしまいました。

まあまあ。何はともあれテストが終わってよかった！これで心は晴々でした！お風呂に入れる。シャンプーもガンガンできるぞ～！

それだけでも十分幸せな気分になれました。ささやかなことだけど大きな収穫。と思えるんだな～と又違った意味でのいい教訓になったかな？と…慰めっぽいですが…。

とりあえずアクセサリーもつけられるし除去の治療もナシで喜んでおくことにしました。

楽しい事の初めてはいいですが、こんな事の初めては極力避けたい！そんな苦い初体験でした。