今年も残りわずかになりました。

毎年繰り返すことは、【七転び八起き】、【明けない夜はない】、【never give up】…。

ちょっとした気の緩みや、これだけやったという自己満足には、やはりいい結果は出ません。どんなに歳を重ねても気がつくと同じことをしている自分に下を向く時間が増えたとき、自宅の机に登場するのが、会津の郷土玩具「起きあがり小法師」。

指で後に押す、右に傾ける、次は左に傾ける、最後はぐっと後に押し付けるようにして急に指をはずす…。押された小法師は、前後左右に2,3度揺れながら、強い力をかけると、ぐるぐる回りながら、元に戻り、線のみで描かれた笑っているような目元を私に向ける。

『さすけねぇ、また出来っから』（大丈夫、またできるよ）…そう言っているように。単純な私は、それで気持ちを切り替えてまた頑張るのです。

来年は、机の上に登場せずに棚の上でニコニコ笑っている小法師でありますように。