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ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。

1985

今年の冬は暖冬らしいよ、と確か聞いたはずなのに、そして大阪では確かに雪もほとんど降らなかったのに、寒さがこたえたような気がするのは、私だけでしょうか?

まだまだ気温も上がらないのに、啓蟄を過ぎたあたりから、友人宅のリクガメ、ロッシー君は、とても活発になってきました。1986日光浴で庭に出すと、冬の間はじーっと甲羅干しをしていたのに、目を離すと脱走することがしばしば。チューリップの球根も芽吹いているようです。自然は、暦通り春に向かっているのですね。

春と言えば、私にとってはいかなご。

17年ほど前に友人に教わってから、毎年春のお楽しみでたくさん作っては、おいしくいただき、おすそわけをしたりして、味わっていました。まだまだ何事にもかなわぬ母にも、これだけは私が作って喜んでもらっていました。

私が今まで60回ほど投稿したブログの第1回目は、いかなごのことでした。ですが、そのお楽しみにも異変が起きています。当時、1キロ900円から1000円だったいかなご。生姜とザラメと、みりんと、しょうゆ、そして水飴がわりの黄金糖などを揃えて、大きなカレー鍋で1キロずつ、1シーズンで5キロ~10キロ作っていました。

それが少しずつ値上がりし、昨年は1キロ3000円になり、2回作るのがやっと。そして今年は1キロ5000円になっていてとうとう断念しました。1987あまりの不漁で、大阪湾では来年のためにも、過去最短の3日でいかなご漁を終えたそうです。

大阪湾の水温が上昇し、1980年代には7000トンだった漁獲量が、2015年には803トン、2016年には47トンと急減したそうです。

食べられないことだけでなく、せっかく自分でもできる風物詩がひとつ消えそうで、とても残念に思います。そんな思いを察してくれたかのように、留守の間に友人から貴重な瓶詰が届いていました。神戸のお義母さんが作ってくれたのでとメッセージがついています。

私は思わず、人差し指を振りながら、まぼろし~と叫んでいました。

2019/03/30 posted by ピアノフォルテ